ハンディにおいモニター OMX-TDMのよくあるご質問
OMX-TDMのよくあるご質問
- 本機で出来ることは?
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OMX-TDMは、TVOC(化学物質要因)への感度を高めたモデルで、複合臭をトルエン濃度(μg/m3)に換算して数値化しています。
また、OMX-TDMは、炭化水素系ガスや無機ガスへの感度が低く、VOCへの感度は比較的高いことから、他2機種よりも、多少のガス選択性も持っています。
用途としましては、印刷・塗装・洗浄工程など、有機溶剤を使用される工場でのVOC測定や、建築現場などで、有機溶剤などに含まれるVOCガスを、定期的に測定することで、シックハウス症候群の未然防止などに役立てていただいております。
- 10分間のウォーミングアップ動作(測定準備時間)を短くする方法はありますか?
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電源を入れ、3分お待ち頂いた後にENTERボタンを押す事で測定が開始できます。
但し、このウォーミングアップ動作には、測定環境にモニターをならす役割があるため、測定環境での初回測定や、測定と測定の間に長く時間が空く場合、測定環境が大きく変わる際には、10分間お待ちいただくことを推奨します。
- 本機のウィークポイントは?
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個体差(複数の製品での感度の差)があることです。感度の個体差が一定の範囲であります。つまり、同じにおいを2台以上で測ったときに数値の一定の範囲内での誤差があります。
但し、1台のモニターで同じにおいを繰り返し測定するときの「再現性」があります。よって、1台のモニターでの繰り返し測定による比較は問題なく行うことが出来ます。
総揮発性有機化合物(TVOC)について
室内空気質のTVOC暫定目標値は、400μg/m3とされている。この数値は、国内家屋の室内VOC実態調査の結果から、合理的に達成可能な限り低い範囲で決定した値であり、室内空気質の状態の目安として利用されることが期待される。
TVOC暫定目標値は、毒性学的知見から決定したものではなく、含まれる物質全てに健康影響が懸念されるわけではない。また、個別のVOC指針値とは独立に扱われなければならない。