ハンディにおいモニターOMX-ADMについての臭気測定のよくあるご質問

ハンディにおいモニター

ハンディにおいモニター OMX-ADMのよくあるご質問

OMX-ADMのよくあるご質問

本機で出来ることは何ですか?

OMX-ADMは、アンモニア、硫化水素、メチルメルカプタンなどへの感度が良く、病院や介護施設の清掃前後、魚市場や腐敗臭の検知などにご使用いただいております。

本機では測定しているにおいの相対的な変化に応じたにおいの強さレベルをデジタル表示しています。例えば、ある悪臭の脱臭前後の強度レベルの減衰の様子を見る、またはにおいの発生源から発生する臭気の推移などを見ていただくのに適しています。

また、それらのデータを蓄積していただき、定期的な官能試験のデータと比較対照することでユーザー様固有のテーブル(相関関係表)をお作りいただき、費用のかかる官能試験の回数を減らして、本機による簡易的な計測による日常管理が可能になります。

本機で表示するOdor Intensity(臭気強度)とは何ですか?

アンモニア臭が混在されている、或いはアンモニア臭の臭気強度表示が必要な方に使用いただく参考機能です。

本来の臭気強度は、人の嗅覚を0(無臭)~5(強烈なにおい)の6段階で表しており、これを「6段階臭気強度表示法」といいます。ただし、臭気強度は人間の嗅覚を数値化した、おおまかなものであり、個人差によるバラツキがあります。

また、同じ臭気強度の値であっても、ガスの種類によってその濃度は変わります。本機で表示するOdor Intensity(臭気強度)は、測定されたガスを代表的なアンモニア濃度に換算し、Odor Intensity(臭気強度)として2.5~5までを0.1単位で表示しており、本来の臭気強度とは異なります。

10分間のウォーミングアップ動作(測定準備時間)を短くする方法はありますか?

電源を入れ、3分お待ち頂いた後にENTERボタンを押す事で測定が開始できます。

但し、このウォーミングアップ動作には、測定環境にモニターをならす役割があるため、測定環境での初回測定や、測定と測定の間に長く時間が空く場合、測定環境が大きく変わる際には、10分間お待ちいただくことを推奨します。

本機のウィークポイントは?

個体差(複数の製品での感度の差)があることです。感度の個体差が一定の範囲であります。つまり、同じにおいを2台以上で測ったときに数値の一定の範囲内での誤差があります。

但し、1台のモニターで同じにおいを繰り返し測定するときの「再現性」があります。よって、1台のモニターでの繰り返し測定による比較は問題なく行うことが出来ます。